近所に良いお店がある

家族の成長と共にお出かけの回数も減ってくる。とても良い事だ。それぞれが忙しい。
先日の休日朝、犬の散歩を1時間位行って帰ってきたら誰も居ない。家を出る前はみんな居たんだけど、帰ってきたら誰も居ない。
なんとなく想像はつく。誰も居ないなら私もどこか出掛けるかと、家を出るも別に用事など無い。なのでパチンコ屋で時間をつぶす。
3時間程度遊んで家に帰ると、みんなが揃っていた。『朝どこ行ってたの?』と聞いてみる。わたしの予想では近所のコメダでモーニングでも食べているんだろうと予想していた。
が、聞いても分からなかった。『朝カラに行ってたよ』何?朝カラ?詳しく聞いてみると、近所にあるカラオケボックスは朝の時間帯が1時間100円で歌い放題。
そんな安いの?どこで儲けを出しているのか分からない。私がそこの幹部なら、朝は営業しないで昼から営業するのはどうでしょうか?と提案する。絶対に。
 
また別の休日では、私以外のみんなは出掛けている。前日晩御飯の時に各自どこどこに行くとか話していたが、私は蚊帳の外。
夕方みんなが揃ったので、晩御飯をどうするか聞いてみると、奥さんと二女は出先でお腹一杯食べてきたので、晩御飯はいらないと。長女は食べてないみたいだったので聞いてみる。
『近所の韓国料理屋に行く?』と聞いてみると行くと言うので、長女と二人で行くことにした。
そこの韓国料理屋は10年位の付き合いになる。美味しくてリーズナブルな価格で地元の人達で賑わう店だ。
『今日は2人ですか?』と言われ、ハニカンデ答える。席に着くと長女は携帯を取り出し見始めたので、私はぼーっと壁に貼ってある韓流アイドルの写真を眺める。
通い始めてから貼ってあるポスターは変わってないので、見飽きた顔ぶれだ。
それ程待たなくても頼んだ料理が次々に届く。携帯を伏せて食べ始めると他愛もない会話が始まる。なにを話したかは覚えてない。一通り食べ終わり会計を済ませて帰ろうとすると、『ねー、アイス買いに行こうよ』と娘が言う。春風の中、携帯を見ながら歩く娘の後ろをついていく。